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私達が住んでいる家は積み木のようにただ木材を積み重ねただけではなく、様々な力に対応できるように工夫がされています。
伝統的木材技術には、継手(つぎて:同一線上でつなぐ)、士口(しくち:直交した部材同士をつなぐ)と呼ばれる部材と部材をつなぐ方法が数多くあり、この部分を接合部といいます。木造住宅において、この接合部分が安全性を考える上でとても重要になってきます。
柱・梁の骨組みだけでは地震や風などの力には耐えることが出来ません。地震の際には、前後左右、上下と家全体に強いゆれの力が働きます。柱や梁でできた四角形に力を加えると変形したり、軸が抜けてバラバラに崩れてしまいます。そこで登場するのが、四角形を変形させないように斜めに入れる「筋かい」と呼ばれる部材です。筋かいを入れた壁は力に対する抵抗力があり、これを「耐力壁」と呼んでいます。木造在来軸組工法では耐力壁の量 、配置のバランスが耐震性能の重要なポイントになります。土台部分、1階と2階の間にある胴差し部分にも同様に「火打ち」と呼ばれる部材を入れて変形しないように固定します。
強くて頑丈な耐力壁ほど、引き抜こうとする力が加わってきます。柱が引き抜けてしまうと、当然建物は倒壊してしまいます。これを補強するのが「接合金物」と呼ばれる金物です。基礎と土台を固定する「アンカーボルト」や柱が土台から抜けないように固定する「ホールダウン金物」、筋かいの両端部には、「筋かい金物」が使われ、この他にも柱や梁などを補強する様々な金物があり、耐震性・耐久性を高める役割をはたしています。
金物は、むやみやたらに付けるものではなく、場所によっては、継手・仕口で充分耐力があるところもあり、「建設省告示1460号」による選定、または、「N値計算」と呼ばれる算定式を使って力の計算を行い、どこに・どれを・どのように付ければ耐力上安全な建物にできるかを求めて、取付けを行います。また、それぞれの金物には、釘やボルトの種類と数の指定が定められており、適切な取付けを行うことが高い耐震性・耐久性を発揮する重要なポイントといえます。
使用される金物には、通称「Zマーク表示金物」と呼ばれる金物、そしてZマーク表示と同等の性能を持つと認定された金物が中心になっています。 |
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